人権講演家
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講演会感想(小・中・高・大学)

小学生
1、ぐしアンデルソンひゅうまさんはかんがえていたのとちがっておもしろくてやさしかった。ブラジルのあそびはとてもたのしかった。なんでこんなにやさしいひとがけいむしょに入らなきゃいけないのかなーとおもった。いっしょにサッカーをしたり、きゅうしょくをたべてうれしかったし、たのしかった。
また来てほしいです。

2、ポルトガル語のクイズの時、何がなんだか全然わかりませんでした。(文字を見せてもらった時も何て書いてあるかわかりませんでした。)私がもし外国に行くことになったらぜったいに何がなんだかわかんないと思います。でも、具志さんは日本語をがんばって勉強してみんなと話せるようになりたいとがんばっててすごいなと思いました。(何で日本の先生は生徒ならともかく具志さんと話をしようとポルトガル語を勉強しようとしなかったのかわかりません。知っててもそんはないはずなのに)でも私もいけないと思っていても友達がいうと口をそろえて人の悪口をいった事があります。私は具志さんの話を聞いて外国人の人はすごくやさしい人なんだなと思いました。

3、今日の具志さんの話を聞いて、私も外国の子を差別していたと思いました。前に同じクラスにブラジルこくせきの子がいました。なぜか、気がついたら、偏見の目で見ていて、さけていました。自分もいつかもし、他の国とかにいって、もし同じことをされたら、ぜったいにいやだと思いました。だから、本当に反省しました。今度、また、外国の子と同じクラスになったら、おたがいをりかいして、仲良くしていきたいです。今日は本当に話が聞けてよかったです。

4、他の国の人が別の国でくらすのは大変なんだなあと思いました。私は外国人の人が別の国で差別を受けるのはひふの色やかみの色がちがうからかな〜と思っていました。でも、具志さんの話を聞いて、差別がおきるのは日本人(人間)の中には外国人のことを外見だけでなく「文化」などで自分たちとは(日本人とは)ちがう生き物(人間)だと思ってしまうのだとあらためて思いました。私のような立場から言うのはおかしいですが、人間だれでも「相手の立場になって考える」ということを学習しなければならないと思いました。具志さんの話を聞いて、外国の方の「立場」がわかりました。とても良い勉強になりました。

5、ぼくは悪い事はしてはいけないことはわかっているけど人間はつらさやさびしさでたえられないときはどうしても悪い事をしてしまうということを具志さんの話で教えられた。差別やいじめをする人はなぜ差別などをするのだろう?差別などをする人は自分がつらい目に合っているからやっているのかな?それともおもしろ半分にやっているのかな?どっちなんだろう。具志さんは知っていますか?

6、最初は外国人差別はどのくらいすごいのだろう、アルコ・イリスの本のことは本当なのかなと思いました。でも、具志さんの話を聞いてびっくりしました。私たち日本人が外国人をそんなに差別しているとは思いませんでした。具志さんが暴走族になった訳もわからないと言えないなと思いました。でも、そこから、自分を変えてすごいなと感心してしまいました。これからも、講演をしたりして具志さんなりにがんばってください。今日はいろいろなお話が聞けてよかったです。私もこれからもずっと差別をしないぞと心に決めて、私なりにがんばっていきたいです。

7、昔(不良だったころ)の写真と今が二年ほどしか違わないのに全然違うなぁと思いました。もし社長さんと出会わなかったら更生してなくて今も(たぶん)不良していたのかと思うと本当に出会えてよかったなぁと感じました。当たり前の様に言葉の通じる中にいるけれどもし言葉が通じなかったら自分はどうなるんだろう?と考えさせられました。

8、具志さんは昔、つらい思いをたくさんしていたんだなと私は思いました。アルコ・イリスを私は読んだのですが具志さんのお話でもっとたくさんのエピソードがあったんだなー。と思いました。具志さんはブラジル人であるために人から差別されていた。かわいそうなことですよね。「グレる」「自殺したい」その気持ちは私にはわかるような気がします。初めて日本にきたときは日本人のじゃべっていることがなにがなんだかわからなかったでしょう。私も外国に行ったらそう感じると思います。「JAPANESE」むこうでは日本人なのに日本では外国人。自分では自分のことを日本人だと思っているのに日本では外国人といわれる。とてもかなしいことでしょう。でもそういう「壁」をのりこえ今、一生けんめい生きている具志さんはすばらしいと思います。具志さんは憲法にある「基本的人権の尊重」を教えてくれました。ありがとうございました。

9、具志さんが昔、暴走族だったなんて信じられませんでした。今までいろんな仕事をやってきて、その一つ一つの仕事で名前をかえていたと聞いて差別はひどいなぁとあらためて思いました。でも差別はキライと思っている私も差別をしてしまう事がある。色黒の外国人を見るとコワイと思ってしまう。具志さんの話を聞いて、その私のかんちがいをなおそうと思います。
中学生
1、とても心にひびきました。見た目や話し方で差別されるのは、すごくひどいことだと思う。私も、具志さんのように強い人間になりたいと思いました。私も、目の前にある1つ1つのかべを乗りこえていけるようになりたいです。具志さんの話を聞いて、自分なんてまだまだだと思いました。もっとがんばりたいです。

2、すごく、いろんな事を考えました。私もいろいろ悩む事があるけど、こんなのすぐに解決できる。もっと前向きに考えようと思いました。すごく大切な事を聞いたと思います。こう言う事をみんなの前で言うのは、すごく辛いと思いし、勇気のいる事だと思うので、具志さんはスゴイと思います。いろんな強いがあるけど、具志さんの強いは尊敬できる強さです。

3、感どうしました。つらいのは自分だけじゃないって気づけるのがスゴイと思います。自分で何か変えようと思って、それを実さいにやることはすばらしいと思った。そして、差別は本当にいけないことだと思った。自分とむき合えるっていうのはいいと思いました。

4、すごく感動しました。「外人」と言う言葉は、何げなく使っていたけど、言われた人にとってはとてもいやで傷つく事を知りました。もう「外人」は使わんようにしようと思った。一時、悪さをしていても、いろんな人の協力によって、まっとうに生きられる事はすごいと思った。それも、ぐしさんの、変わりたいという気持ちがあって、その気持ちを大事にして生きていたから変われたという事を知れてこれからは生き方をよく考えようと思いました。ありがとう

5、差別に対する意識が変わりました。ここだけの話、僕は被差別者です。みんなに言うからよけいに差別が広がると思ってました。けど、具志さんの話を聞いていて、「知らずに差別している人だっているんだよ!となると誰かが教えないとその人はずっと気づかない」その言葉を聞いてやっぱり負けちゃいけないんだな、と思えました。本当に自分を変えられる出会いになりました。ありがとうございました。

6、今日の、この話を聞いて、今の日本の差別の現実にびっくりしました。私のまわりで今もそんな事が起こっているとか思うと怖い、絶対なくしたいと思いました。この話を聞いて、まわりに居てくれる人の大切さとか、自分が毎日楽しく暮らせていてそれがどんなに幸せなことなのかっていうのを学びました。

7、すごく感動しました。人って、途中まで間違った道を進んでしまっても、その時の気持ちや、やる気、誰かへの感謝の気持ちとかで、また、やり直すことができるんだなあと思いました。周りにいる外国人の人たちから、少しずつ世界の人たちへ1つの輪ができたらいいなと思いました。

8、アルコ・イリスよんでも思ったケド具志さんが来日して、いじめをうけたっていうのが、すごく考えさせられました。今、私のクラスでも、自分が日本人と接することができない(日本人が近付けさせない)子がいたりします。「本当の仲間、大切な仲間」をつくるため、1日1笑するために具志さんの話をきいて「安心感を持たせることとか、大事やなあって思います。クラスの仲間って「出会い」が元だと思うし。「出会い」大切にしたいです。

9、外国人への接し方や考え方が変わった。言葉一つで自分自身が変わるし世の中も変わることがわかった。人との出会いも大事なんだと思いました。具志さんの話を聞いてつらい事があっても前向きに生きていこうと思いました。

10、外国人差別ってけっこう身近にあるなと思った。具志さんは名前とか日本語がしゃべれないということで、ひどい差別をうけてきたことを知って、今の日本は悲しいじょうきょうなんだなととても悲しくなってきました。「死んだら終わり だから生きるんだ」その通りだけど、そのあたり前のことは分かっていると思っていても実は分かっていない。差別をうけて死んでしまう人も世界にはたくさんいて苦しんでいる人もいると思います。差別をなくそうという気持ちが大切だなと感じた。

11、日系の人は初めてお会いしたし、この問題にも初めてまのあたりにした。具志さんは経験者だから、この問題についてすごく奥深くまで分かっているし、本当の現実の厳しさを知ってみえる。それを私達に伝えようとしているのがすごいと思った。この話を見て具志さんを差別していた人らを見てすごく腹がたった。こういう日本人はすごく自分勝手だと思った。あと、「外人」という言葉はすごく傷つくということは正直おどろいた。私達は自然に使っていたからショックでした。これからはしっかり考えたいと思います。
高校生
1、僕は具志さんの話を聞いて少年時代から大人まですごい話を聞きました。具志さんは少年(の時)からいじめられてあまりいい思い出がないと思います。僕は母がいないため小学生の思い出は苦かったです。具志さんは言葉の壁や外国人差別という壁から逃げたくて不良という道に走ったと僕は思います。不良という道に走って「自分」という場所を見つけたくて走ったと思います。僕はまだ「自分」という場所がないまま具志さんの話を聞きました。僕は具志さんの話を聞いて今まで何をしてきたのだろうと思います。今度からはよく考え「自分」という場所を探したいと思います。

2、話を聞いて思ったことは、何であんなにかわれるんやろ!?具志さんはさいしょは本当によわかったのに自分は生きているてゆう言葉だけで人はつよくなれるんやなって思いました。昼はまじめで夜は悪でってかんじで2つのことをしていたってきいておどろきました。どんなことがいつおこるかわからないけど具志さんの話を聞いていてやっぱりおやってゆうのはかけがえのないそんざいだからめっちゃくちゃ大事にしてあげたいってあらためて思いました。私も昔はおかあさんに心配や迷惑いっぱいかけてしまったこと今ではすごくなさけないと思いました。おやは大事にしなければならないんだなって思いました。具志さんの話をきいてかんしゃとかんどうをもらいました。ありがとうございました。

3、まず第一にすごくよかった。自分が刑務所に入っていた時のことや、暴走族に入っていた時のことをみんなに話せる勇気がすごかった。入ってこんなに変われるんだってことがあらためて分かったし、罪を犯せばこれほどに痛い目にあうんだなって思ってすごく怖かった。差別にあったことで日本人をメチャクチャうらんだりしたと思うけど、それでも日本人が好き日本の国が好きなんだって言う素直な言葉がなぜかうれしかったです。一度、プライドと意地を捨ててバカになってみよう。もうバカだけど(笑)

4、具志さんの講演聞けて本当によかった!!こんなにまじめに講演聞いたのはじめて。具志さんはスゴイと想う。今まで出会った中で一番「生きてる」と実感させられる人だと感じました。私も具志さんのように、生きていきたいです。具志さんの話を聞いて勇気づけられました。そして自分の中で大きな感動をみつけるコトが出来ました。そして今では具志さんをそんけいしています。又、話を聞くコトが出来るかは分からないし、もう会えるコトも出来ないかもしれないけれど私は具志さんをいつまでもおうえんしています。そして、うちも具志さんのような人になりたいです。具志さんをそんけいしつづけて、これからも頑張っていこうと想います。もう一回お話きけるコトを願ってます。お互いに頑張りましょう!!

5、生きていることはすばらしいと思いました。人生を大切にすることが一番だと思います。死んでしまったらそこで終わりだけど、どんなにツライ時でもがんばって生きていくことが人間のほこりだと思いました。ツライことがたくさんあってもにげないでほしいと思いました。話を聞いて感じたことは家族を大切に感謝の気持ちをもつことはいいことだと思います。家族がいることはありがとうと思いました。差別や暴力はあってはいけないと思います。1人1人が協力すれば少しは、へるけど、なくならないことでもあると思います。私は今人権の問題について聞いたりしましたが、すごく身近にかんじました。講演で話を聞けて良かったと思いました。私は差別か暴力をうけたときがありました。すごく苦しかったし、悲しかったです。だから他の人には、そんな思いをしてほしくないと思うのでちゅういできる人間になりたいと思います。本当にいい話ありがとうございました。

6、今までの講演の中で一番わかりやすく、身近かに感じる内容でした。私には中学1年の時、お父さんが白血病で死にました。正直、何度も自殺を考えた事があって、一回リストカットをしました。だけど、みすいに終わり、今ふり返ったら、すごくバカな事を考えていたんだと思います。暴走族の幹部の子とも付き合った事があり、その子は今も少年院に入っています。だから、具志さんの話を聞いた時、私はすごくその内容になじめました。言葉では、どう表現したらいいのかわからないくらい、自分の心を強くうつものがありました。。私は中学の頃、部活の先生とあわなくて、お母さんをすごくこまらせました。だけど、お母さんは私をせめる事なく、あったかい目で見てくれました。高校生になって嫌な事も増えたけど、前みたいに学校に行きたくないって気持ちはなくなりました。だから、今は学校が楽しいです。具志さんの話を聞けて私はよかったし、忘れかけていた事を思い出すことができました。最後のメッセージもとても心にジーンときて、私なりにがんばりたいと思いました。ありがとうございました。

7、私は具志さんの講演を聞いて本当にすごく感動しました。暴走族やレディース、いろんなチームがありますが、みんなわけもなく暴走したり、暴れたり人をなぐったりするのではないと言う事が今回よくわかりました。具志さんの言う通りぶつける場所がない自分の思いが相手に伝わらないと行ったちゃんとした理由があるんだなとわかりました。親や友達、先生いろんな人がいる中で生活していますが、誰か1人でもいいから自分を認めてくれる受け入れてくれるそんな人がいたらどんなに嬉しくて安心していられるでしょうか。人は1人では生きていけないから誰かと共に生きていかなくてはやっていけないと思いました。

8、具志さんの講演を聞いて、すごく勉強になりました。始め聞く気なんてなかったけど最後に気づいたらしんけんに聞いていました。具志さんは、自分の人生をなにもかくさずにぜんぶしんじつをはなして、すごいと思う。外国人に差別などして、なにになるんだろ?と思う。外国人も日本人も同じ人間なのに・・・。ただ言葉や国籍がちがうだけで、具志さんがおくってきたみたいになるのかな?とふしぎに思った。まったく私たちがしらない世界をおしえてくれた。具志さんもお父さんを亡くしたといっていた。その気持ち少しわかるな。お父さんにあやまりたい気持ちで私もいっぱいだからだぁ。

9、講演ではいろいろと自分の事について話してくださり、ありがとうございました。話を聞いていると、本当自分でも考えられないことが日々続き、たいへんだったんだなぁと思いました。私だって、普段いやなことがあるとがまんできなくなるときだってあります。誰にもそうだんできないまま、苦しむこともあると思います。私は、具志さんと同じように、病気でお父さんがなくなりました。まだまだ、これからの自分を見ていてほしいという気持ちでいっぱいでした。少し、生活の感じもかわってきています。でも、そんなことで、くよくよしていないで、これからはもっと前向きにしっかりとがんばっていきたいと思いました。具志さんみたいに、あきらめず、今自分ができること、やれることにしっかり立ち向かっていきたいと思いました。

10、今回の人権講演は今までとは違いすごく分かりやすかったと思います。その理由は映像がたくさん使われていたからです。映像がある講演は印象に残った場面が脳裏にずっとあるからです。具志さんの講演で心に残った言葉は「たくさんの人に出会えてよかった」と「恩師(社長)に会えてよかった」と「自殺」という言葉です。自分は今でもたくさんの人に人権の活動がきっかけで出会いました。その人たちには、たくさんのことを学びました。人と人とのつながりはとても大切だということを教えてもらいました。そして、この17年間生きてきて、たくさんいろんなことを体験しました。それは辛いことばかりでした。でも、小・中・高と助けてくれる先生がいました。私は、すごく環境にめぐまれていたと思います。今も、その人たちには感謝しています。そして、「自殺」については、具志さんにすごく共感しました。具志さんがいじめられたのは外国人差別が理由だったけど、私がいじめられた理由は、いまだにわかりません。でも、具志さんのように、いつも「自殺」したい。こんな辛い現実から逃げたいと思っていました。でも、そんな時、具志さんが恩師に言われた言葉「逃げるな」という言葉を言われた時から自分をかえたいと思うようになりました。今回、具志さんの話を聞いて、人と人とのつながりの大切さ。そして、人が言ってくれることは自分を変えるチャンスになるということを改めて確認できたと思いました。聞きにきてよかったです。

11、すごくいいはなしだった。かんどうしてなきそうになりました。ぼくは今までにいろんな人の講演を学校で聞いてきました。でも何か聞く気にならず、つまらんかったです。具志さんの講演もどうせつまらんやろなって思っていたけど話を聞いていくうちにどんどんしんけんになっていって最後まで集中して聞いていました。ほんとうに今まで大変だったんだなって思いました。ぼくも中学校の時けっこうバカな事をしてきて、母ちゃん、父ちゃんにすごくめいわくをかけていました。すごくこうかいしています。

12、なんか具志さんが自分のコトについてこまかく悪いコトも思ったコトも全然話して、いっしょけんめいさがすごい伝わった。悪いコトをしても、失敗をしても人生ある限りなら何度でもやり直せると思った。子どもと奥さんにすごい心配かけたみたいだけど25さいってまだ若いうちに人生をきり変えてやっていけてすごいと思う。人間は口ではどれだけすごいコトを並べて言ってもそれに対して行動に移すことは本当に大変なコトだと思う。。。すごい人だな!!って思った。日本人も考え方を直すべきことが多すぎます。どんな人間でも、みんな同じ人間で普通とかは人によって違うし、その1人1人の個性なんだから、人が人を否定する資格はないと思う。
大学生
1、自分の受けてきた痛みを他の人が受けないようにと人のために働きかける強い気持ちをもっているのかと感心しました。また、日本には外国人が多く行き来するようになり、国と国が近く感じられるようになった。しかし、言葉や習慣の壁は行き来する人が頻繁になったからといって、即座に無くなるものではないと感じた。日本語が少ししか話せなかったり、習慣が違うということでいじめられ、差別されるという現状である。外国人であっても1人の人間として見ていく見方が大切だと改めて気づいた。その人を知るということは、その背景も知らなければ本当に知ったことにはならない。そのため、1人1人と時間をかけて向き合う姿勢が大切であるということを学んだ。実際に自分自身も、明らかに観光に来ているという外国人は平気だが、日本に住んで働いている人などとすれ違うと恐いというイメージを持っていた。具志アンデルソンさんの話を聞いて、差別している自分が恥ずかしくなった。外国人と仲良くなりたいという気持ちを持っている人は多くいると思うが、メディアの影響や今までの文化などから仲良くしにくい社会になっているため、もう一度見直していかなくてはならないと思う。外国人の問題は、日本に暮らす自分とは無関係なことという意識が多くあると思う。しかし、この問題を解決していくにはお互いが責任を持って考えていく必要があるし、もっとお互いに関心を持ち合うことが大切だと感じた。

2、自分の生まれやこれまでの人生を他人に話すことは、簡単なことではないと思う。誰も好んで前科があることや、肉親の死、その時々の自分の心情まで事細かに話すこと、それが信用を置けない日本人にならなおのこと、進んで話したくはないのではないだろうか。それでも、何らかの理由で日本に来て、生きにくさを感じている子どもたちに夢や希望を与えたい一心で今回私たちに話してくれたように具志さんがいかに辛い人生を送ってきたのかをこれからも話しつづけていかれることと思う。

3、私たち日本人がこういった偏見をなくすことから始めていかなければ、具志さんのような人が活動していくにも活動しにくい現状があると思います。私たちから意識改革をし、他国の方々へのサポート体制を築いていく事がこれからの私たちの課題ではないかと、とても強く感じました。

4、最初に、具志さんを見たとき日本人だと思った。話を聞いていくうちにブラジル生まれの日本人であることがわかった。具志さんの話は強烈だった。自分の過去の体験をすべて話すのは、とても勇気のいることだと思う。いじめ・暴走族・逮捕・・。具志さんは、それを笑いを交えながら伝えてくれて心にストレートに響いてきた。私は今までの学校生活の中で、他の国の子どもと同じ学校になったことが無いので、具志さんの体験談は初めて聞く内容だった。そんな、ひどいいじめにあってきた、途中で暴走族などの問題ともぶつかりながら、色んな人との出会いを通じて、自分の生きていく道を見つけた具志さんに人間の強さを感じた。人間は、たとえ一人でも自分を受け入れてくれる、そのままの自分を認めてくれる人に出会えれば救われるんだと実感した。話の中に様々な差別が出てきた。外国人差別だけではなく、部落差別も・・・。何を根拠に差別するのか、何が自分と違うのか、そういうことを考えていくと差別する理由がみあたらない。昔からやっているというのは理由にならない。周りを海に囲まれた日本。陸続きの海外の国では考えられない閉鎖的な面があると思う。しかし、現実に様々な国から、日本にたくさんの人がやってきている。他の国のひとがいるのが当たり前の世の中になっている。日本人の意識を変えていく時期にきていると感じた。

5、25歳という若さで様々な経験をされ、今まで苦しい経験をしたことがない私にとっては、とても想像できないような波乱万丈の人生には聞いていて圧倒された。ブラジル国籍という理由でいじめの対象になり、それでも我慢をして、殴られても言われている言葉の意味を知りたかったために、辞書とノートを使い自分なりに日本語を地道に学ぶひたむきな努力や前向きな姿勢には人間として学ぶことが多かった。差別と言う問題を目の当たりにし、どんなにひどいことをされても、どんなにつらい思いをしても、それでも日本人が好きだと言える強さに感銘を受けた。

6、与えられた物を与えられるだけ使い、今ある幸せが当たり前のように存在していることに慣れ過ぎてしまっている。物事に対して一所懸命やることや、将来の夢を語ること、そしてどんな小さいことでもひとつひとつに感動をすることができないで、ただ「なんとなく」という言葉で片付けられてしまう。そのような状況とは相反するように、講演会で具志さんが私たちに向けて発信しているメッセージはとても熱く、まっすぐこちらを見つめて話す姿勢は聞く側を強く引きつけるような力があった。

7、私が今までしたことがない経験をされていることからも、聞くことすべてがとても新鮮で聞きごたえがあった。私のこれから歩む人生の後押しをしていただき、とても勇気づけられたようで、将来のさまざまな不安は軽くなり、暗かった景色に少し光がさし、明るく見えるようになったような気持ちになった。生きていく中で現実の厳しさからの葛藤や挫折を味わっても、決して生きることはやめないで、どんな困難が起こっても諦めずに立ち向かっていくことの勇気を持ち、私を支えてくれる家族や友人の存在があるからこそ生きているということを心に刻みつけておきたい。

8、とにかく、すごい、という言葉がまず出てきた。話し方もものすごく上手で、興味を持って聞くことができ、眠気なんか吹っ飛んでいた。人間の生きる強さと弱さを肌で感じた。弱いところをかくしたりして、いいところだけ話されたらこんなに感動することはなかった。具志さんのはなされる言葉一つひとつが、生きていた。言霊って、こういうことをいうのだな、と思った。今回、この講話を聞くことができ、私はホントに多くのことを考えさせられた。この講話を聞くことができたことを、幸運だ、と思うと同時に、もっとおおくの人にも聞いてほしいと思った。

9、日本に暮らす外国人も日本人と同じようにというのは無理な事なのかもしれない。金銭面のことや法律面など、色々難しい事があると思う。でも私達一般にもできることがある。それは、子どもたちが入らざるをえない社会をつらいものにしないということではないだろうか。自分自身もだけれど、言葉でなく態度で示すことが本当に必要なのではないであろうか。子どもの社会の問題というよりも、日本全体の問題だと思う。具志さんが「なぜブラジル人なのか」とまで考えられていたというように、他にも同じように自分の国のことを恥じたり、自分がその国の人間である事を恥じたりする人もいるかもしれない。そう思わなければならない事はとっても悲しい事だと思う。そしてそうさせているのは、私達日本人なのだということを強く感じた。日本が本当の国際社会になるためにはそのことの解決は不可欠だと感じた。

10、具志さんの話が聞けて本当によかった。人権講話というのは少し疲れるようなイメージがあるのですが、具志さんの講話はまるで一つの映画を見ているような感じでした。真剣に引き込まれたり、笑いがあったり、悲しくなったり、こんなに自分の心がめちゃくちゃに動かされたのは初めてかもしれません。元、営業マンの話術もいかされていました。日本人よりもずっと日本語が上手でした。とにかくまた会いたいと思いました。具志さんがうちの学校の先生になったらいいのにとも思いました。そうしたら、毎日の授業が絶対楽しくなるだろうなと思う。これからも多くの人達に伝え続けて下さい。ありがとうございました。
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